出場した各日本代表選手・監督のブラジル戦でのパフォーマンスはどうだったのでしょうか?
辛口で採点します!
0-3で完敗。前半はまだ面白いサッカーが出来た瞬間もありましたが、後半は観ていてもつまらないサッカーしか出来ていませんでした。
まず、採点させていただきます。点数は10点が最高で考えます。
日本代表 コンフェデ杯 ブラジル戦 辛口採点
ザッケローニ 監督 4
ブラジルのポゼッション能力(ボールを失わない能力)の高さからくる日本のボールポゼッション率(日本がボールを保持している率・時間)の低下を少しでも避けるために、スタメンにFW前田遼一選手ではなくMF清武弘嗣選手を使ったのは評価できる。
が、前後半立ち上がりでの失点でゲームプランが完全に狂ってしまい、そこから立ち直らせる采配・有効な交代を行えなかった。
川島永嗣 選手 4
1失点目のネイマール選手のシュートはノーチャンス。2失点目は距離が近すぎた為に触れても防ぐのは難しい。3失点目はほぼ1対1で難しいがもう一瞬我慢して反応するか、もう一瞬速く倒れるか、対応がベストではなかった。
前半途中の内田選手のミスからの決定的なピンチをパーフェクトな反応・対応はさすがと言える。弾いた後のリカバリーも良い。
3失点も問題だがGKの責任は少ないので、それよりもミスキックの方が問題。
緩い芝とスリッピーなピッチだったが味方がまったくいない場所にミドル・ロングキックする場面が多く、無駄に相手にボールを渡していた。
今野泰幸 選手 5
1失点目の今野選手のポジショニングは打たれるタイミングで前に詰めるべきだった。
基本的には安定したプレーをみせ、ボールを奪いきる・奪ったら繋ぐことが出来ていた。
前半40分の内田のミスから決定機を作られた場面で内田がカバーに戻っていたので今野選手はフレッジ選手に完全についてシュートを打たせたくなかった。
吉田麻也 選手 4
1失点目の対応が遅い。今野選手が11番のカバーも考えて深い位置にいたので、もっと速く詰めに行くべきだった。
ビルドアップが相変わらずだがいつもよりシンプルに早く動かせていた。
2失点目も内田をもっと早く絞らせて、自分はパウリーニョのマークにつけるようにするべきだった。
3失点目はもう見たまんま。後手に回り過ぎ。
長友佑都 選手 5
フッキ選手のマンマーク状態だったが、シュートまでもっていかれる場面もあったがゴールを決めさせなかったことも含め最低限の仕事はしていた。
攻撃面ではブラジル代表のDF相手にちゃんとクロスやシュートまでいけるのはさすがインテルでプレーしてるだけあるが、シュートもクロスもあまり可能性を感じられないものだった。
攻撃機会が少なかったのは戦術上しょうがないが、後半もう少しリスクを負って前に出て欲しかった。
内田篤人 選手 6
ブラジルの至宝10番ネイマールとマッチアップすることが多かったが、内田がサイドで対応する分にはネイマールにあまり仕事をさせないことに成功していた。
戦術上前に出る機会が少なかったが、もう少し良いタイミングでサイドに出てきて欲しい場面が何回か見られた。
後半2失点をきっしてから攻撃参加が増え、良いクロスを上げチャンスを作っていたが、自分で仕掛ける場面と、作り直す場面の判断をミスした場面もあった。
遠藤保仁 選手 4
後半33分に交代。
パスミスが目立つのはパスの名手として致命的では。ただ単純なパスミスと、このパスに追いついてくれなきゃ相手に通用しないよというパスが通らず結果的にパスミスになっているものもあることを忘れちゃいけない。
自信が中心になってボールを動かすことができなかった。
長谷部誠 選手 5
ドイツで長年プレーしているだけ有りフィジカルの面で重要な働きをしていた。
オーストラリア戦に引き続き決定的な場面でイエローカード覚悟で止めたのは流石だなと。
本田・香川のマークが厳しい為、長谷部選手がボールを持った時にいつもより自分でいく場面が多かったが、決定的な仕事が出来ず。
本田圭佑 選手 6
後半43分に交代。
前半から厳しいマークを受けるも、ファールを受ける以外はボールを失わず、シュートまでいく場面も。
FKなど2,3回決めれる機会を逃したのは残念。
ブラジル相手にも通用していた数少ない選手だが、運動量が落ち単純なミスも見られたのは評価を下げたか。
岡崎慎司 選手 5
ゴールを決めるならワンタッチでのシュート。幾度かチャンスはあったが決められず。
相手と競る中でもワンタッチで決める力が欲しい。
香川真司 選手 5
中盤でボールを持って前を向いて仕掛けられ、チャンスを作り出せるのはさすが。
守備に追われ消えてしまう時間帯は長くなってしまった、ボールを持ってなんぼの選手。
香川一人でつっかける場面が多く止められてしまっていたので、本田、清武などと絡みながらチャンスを作り結果を出したい。
清武弘嗣 選手 5.5
後半6分に交代。
イラク戦に続きスタメンの座を射止めた。ザッケローニ監督の望んだしっかりボールを保持し動かし失わないというプレーは出来ていたのでは。
数少ないチャンスメイクをしたことも踏まえ、周りを活かせているが、清武選手自信にも試合を決めるプレーが欲しいところ。
前田遼一 選手 6
後半6分から出場。
気持ちのこもった気迫溢れるプレーを見せてくれた。とくにプレッシングの面で後半の苦しい時間帯守備で貢献した。
シュートに持ってく力も有り、あとは精度の部分。 左足で抑えられた良いシュートを見せた。
残念なのは、左サイドから本田選手が上げたクロスをヘディングで折り返すのをミスしGKにパスしてしまったプレー。
おそらく的確に逆サイドにもう一度折り返せたら、フリーで長友選手など数人の味方が決定的なチャンスを得られた。
数少ない決定的なチャンスを活かせないと翌年まで日本代表に生き残れるかも・・・・
細貝萌 選手 5・5
後半33分から出場。
イラク戦でチャンスを得るも良いパフォーマンスを見せられず、遠藤のコンディションが上がらないながらも先発出来ず。
終盤に落ちた運動量を補い、的確なポジショニングを取れていた。ボールの動かし方も良かった。
乾貴士 選手 5
後半43分から出場。
合計5分程の短い時間での出場ながらもボールを持ったら乾らしさを魅せた。
後は試合を動かす力を、結果を出せる選手になれば先発の座も。
素敵な内容で、大好きです
小手川鳥さま
コメントありがとうございます。
そう言って頂けると本当に嬉しいです。
質の高い情報を発信できるよう頑張ります。
今後ともご愛読よろしくお願いします。
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