FIFAワールドカップ2014ブラジル コートジボワール戦
出場した各日本代表選手・監督のコートジボワール代表戦でのパフォーマンスはどうだったのでしょうか?
W杯初戦!! 辛口で採点します!
採点させていただきます。点数は10点が最高で考えます。
日本代表 FIFAワールドカップ2014ブラジル コートジボワール戦 辛口採点
ザッケローニ 監督 4点
・初戦に照準を合わせると発言していたにも関わらずベストコンディションに
もっていけたかというと・・・
・森重真人・山口蛍・大迫勇也の起用は当たっていた部分もあったが、交代の采配
ポジション変更など後手に回った印象が強い。
・攻守におけるゲームプランが観えなかった。
・シンプルに意識させることが弱かったのでは・・・
スターティングメンバー
GK
川島永嗣 5点
【スタンダージュ・リエージュ(べルギー・ジュピラーリーグ)】
・2失点。
・クロスからの2失点はノーチャンス。クロス自体に対応も難しい。
FKの対応・駆け引き、深い位置からのクロスへの対応が素晴らしかった。
・フィードも問題無かった。
・1失点目の直後に同じ形で失点するということをなんとか避けたかった・・・
DF
長友佑都 6.5点
【インテル・ミラノ (イタリア・セリエA)】
・1アシスト。
・スローインから中へ切り込み本田圭佑へのアシストは狙い通りの形。
意思のあるパスでのアシストだった。
・左サイドでのジェルビーニョとの1対1は勝てていたのは大きく評価出来る。
・左サイドからのクロスから連続2失点は・・・先の強化試合でも同じ形から失点していた
だけに改善が無かった。
・アシストの場面以外でスペースが無く、効果的な攻撃参加が出来なかった。
森重真人 3.5点
【FC東京】
・よく頑張ったと言いたいが、失点の際にマークを外してしまったことが現実。
・失点以外の場面では最後の最後まで粘りよく身体を張っていた。
・相手がベタ付き気味だったのもあるが縦パスを入れれる場面がほとんど無かった。
・クロス以外はよく人に付けて対応出来ていた。
吉田麻也 4点
【サウサンプトン(イングランド・プレミアリーグ)】
・よく効いていた・・・が、2失点。
・インターセプトからそのまま裏へ抜けた場面で落ち着いてトラップ出来ていたら
得点出来る場面だった。
・失点以前からクロスの際に3枚目を誰が観るのかがはっきり出来ていなかった。
・パワープレーは受け方は良かったが、効果的な場所にボールを落とせず。
内田篤人 4点
【シャルケ04(ドイツ・ブンデスリーガ)】
・フリーで打てた左足のシュート。あれを決めれなかったことが敗因と結果論では言える。
左サイドにスペースが無かっただけに右サイドでチャンスが作れかけていただけに
決定的な仕事を1度はしたかった。
・クロスの質が低かった。
・守備に関してはよく人につけていたし、1対1でも負けず、積極的にインターセプトも
出来ていたのでほぼ完璧な対応をみせ、カウンターの決定的な守備もみせた。
MF
山口蛍 5.5点
【セレッソ大阪】
・かなり守備で効いていた。守備で決定的な場面でスピードを上げて潰せていた。
・ストロングポイントであるボールを奪いきる守備はチャレンジはしていたが。
このレベルでは1度も成功していないのでは。
・前線の受け方、相手の付き方の問題もあるが、なかなか縦にボールを付ける
ことが出来ず攻撃のリズムを作ることが出来なかった。
・サイドへの大きな展開は素晴らしかった。
長谷部誠 3.5点
【フランクフルト(ドイツ・ブンデスリーガ)】
後半09分に遠藤保仁と代わり途中交代。
・無難にプレーしていた印象。安定感はあったがチームに良い流れを作るプレーは出来ず。
・フリーでのシュートチャンスでは最低限枠にはもっていきたかった。
・DFラインとボランチの間に入って来るヤヤ・トゥーレを上手く消せていた。
香川真司 3点
【マンチェスター・ユナイテッド (イングランド・プレミアリーグ)】
後半41分に柿谷曜一朗と代わり途中交代。
・前半は守備でハードワークしていたが、後半左サイドからのクロスで2失点。
長友と上手くサイドを守れなかった。ポジショニングが
中途半端な場面も。
・ボールを保持出来るという点では存在は大きかったが、低い位置でしか
受けれなかった。バイタルエリアで仕事が出来なかった。
本田圭佑 5点
【ACミラン (イタリア・セリエA)】
・1得点。
・素晴らしい軸足を抜いたシュート。長友とイメージを共有した個で奪ったゴール。
・得点以外攻撃で仕事が出来ず。
・守備では危険な場面とあれば全力で守備に戻っていた運動量は素晴らしかった。
・本田が前線でキープ出来なかったのが2010年大会との差。前線で収まっていない
為ボールを高い位置で効果的に動かせなかった。
岡崎慎司 4点
【マインツ(ドイツ・ブンデスリーガ)】
・守備に追われた印象。裏へ抜ける動きがもっとあっても良かった。
・ボールを受けるタイミングが周りと合っていなかった。
・低い位置に追いやられる場面が多すぎた。
FW
大迫勇也 4点
【ケルン(ドイツ・ブンデスリーガ)】
後半22分に大久保嘉人と代わり途中交代。
・ボールをキープ出来ていた点ではコートジボワール相手に効いていたが、
受けてシンプルに捌くパスの質がとても低かった。
・くさびに入ったりおとりになったりの動きが多く自分で決めるという雰囲気が無く
相手からしたら怖くない1トップだった。
・守備はよく走り相手の攻撃を遅らせていた。
途中出場
遠藤保仁 4点
【ガンバ大阪】
後半09分に長谷部誠に代わり途中出場。
・マイボールの際はリズムを作り、スペースを生み出し攻撃のタクトをふれていたが、
バイタルでの守備が遠かった。
・1失点の後、リーダーシップをとって直後の失点を避けたかった。
・攻撃面で1度は決定的な仕事がしたかった。
大久保嘉人 3点
【川崎フロンターレ】
後半22分に大迫勇也と代わり途中出場。
・無得点。低い位置で受けて攻撃のリズムを作っていたが、決定的な仕事が出来ず。
・シュートチャンスはあっただけに決定力を発揮したかった。
柿谷曜一朗 3点
【セレッソ大阪】
後半41分に香川真司と代わり途中出場。
・短い時間で特にチャンスもなく終えた。
出場せず
GK
西川周作
【浦和レッズ】
権田修一
【FC東京】
DF
今野泰幸
【ガンバ大阪】
酒井剛徳
【シュツットガルト (ドイツ・ブンデスリーガ)】
酒井宏樹
【ハノーファー96(ドイツ・ブンデスリーガ)】
伊野波雅彦
【ジュビロ磐田】
MF
清武弘嗣
【ニュルンベルグ (ドイツ・ブンデスリーガ)】
青山敏弘
【サンフレッチェ広島】
FW
斎藤学
【横浜F・マリノス】
W杯初戦!コートジボワール戦の【試合結果詳細・ハイライト動画】はこちら
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吉田はそんな悪く感じなかったけど。内田・長谷部も上々だったのでは?
日本の戦術からして、責められるべきは攻撃陣とサック采配じゃないのか
コメントありがとうございます。
吉田選手は確かに全体的なパフォーマンスは良かったですが、クロスからの失点ではマークしていた森重選手だけの責任
ではなく、吉田選手のポジショニング・CB2枚でマークを事前にどう観るかという点で2失点の責任がなかなかの割合で
あると判断したためこの採点です。
また裏へ抜け出した際に冷静にプレー出来ていれば大きな決定機だったことも含め採点は厳しくなっています。
内田選手に関しては強化試合2試合とうって変わりハイパフォーマンスでしたが、この試合での攻撃のキーポイントは
右サイドにあることはザッケローニ監督のプランとしてチームも共有していたと感じたのですが、
求められた仕事(攻撃面で決定的なプレーをすること)が出来なかった為、試合を左右したキーマンとして厳しい採点となりました。
守備に関してはブンデスリーガ同様1対1での強さ・ボール奪取率の高さを存分に発揮し右サイドを制していましたし、
強化試合で起こった失点が起きないよう早い良い準備をされていたので左サイドからのクロスへの対応も素晴らしかったです。
長谷部選手に関しては確かに怪我明けですし攻守に渡り安定感のあるプレーをされていて必要不可欠な存在でしたが、
このプレーではW杯では勝てない、長谷部選手自身も試合後のインタビューで話していた通りの満足のいく出来では
ない、物足りないプレーだったということでこの採点です。
リスクを負うプレーももう少し必要だったと思います。
攻撃陣に関しては、チームとして崩そうという意識が強すぎたのが大きな問題点でした。
攻撃の方向がゴールではなく見方に向いてしまっていたので相手のラインも下がらず、前にくいついてくる相手の
思うままに遅らされ、奪われてしまいチャンスをほとんど作れませんでした。
そもそもイージーなミスが多すぎました。
前半の流れがある内に追加点を奪えなかったことが一番の敗因ですね。
ザッケローニ監督の采配は上記の通り多きく問題のあるものになりましたが、そもそも日本のサッカーと言われる攻撃面の
戦術を活かすには守備の安定が必要ですが、守備の改善が出来なかったこと・同じような形の失点をしてしまうことが一番
残念です。
采配やコンディションなどの管理も含め残念な部分が出た初戦になりましたが、次戦ギリシャ戦でどう持ち直してくるのか
ザッケローニ監督の手腕を楽しみにしたいと思います。
川島のフィード明らかに良くなかったと思いましたが・・・
コメントありがとうございます。
確かに川島選手のフィードは良くはなかったですね。
ただピンチを誘発するようなミスも無かったのでその意味で問題ないと表記しました。
結果として繋がらないも、しっかり意図のあるフィードだったとも見受けられました。
川島選手にはフィードよりもシュートストップを求められているでしょうからギリシャ戦に期待したいですね。