なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)のW杯カナダ大会グループリーグ第3戦
エクアドル女子代表戦の辛口採点です。なでしこジャパンの選手・監督の
プレー・パフォーマンスを辛口で採点します。
2015年6月17日(水)6時00分キックオフ【日本時間】
2015FIFA女子ワールドカップ グループC第3戦
エクアドル女子代表
採点させていただきます。
点数はパフォーマンスの善し悪しよりも勝敗にどれだけ関与したかを優先して判断しています。
内容は課題点・問題点中心に辛口で分析し、解説・採点します。
なでしこジャパン エクアドル戦 辛口採点
採点中です!少しお待ちください!
佐々木則夫 監督 4点
・1-0での勝利はいただけないが、3連勝で無事グループ1位で決勝
トーナメント進出出来たこと、かつターンオーバー気味に選手を休ませる
ことが出来たことは現時点では評価出来るのでは。
難しいのはDFラインを3試合とも大幅にメンバーをいじったことが
守備の積み重ねに繋がっていないこと。
守備よりも攻撃の形にこだわったエクアドル戦だったが、スイス代表が10点、
カメルーン代表が6点取った相手に対して1点しか取れなかったこと、
そして決定的な場面をほとんど作れなかったこと。これは不安が残る。
交代選手が機能していたことが唯一の光。
一発勝負のこれからの試合は交代がカギを握る。
スターティングメンバー
GK
1 福元美穂 6点
【岡山湯郷Bell】
プレーや動きに迷いがなく、味方としては安心して任せられた。
リスクマネジメントもかなり気を使ってやっていたので、そのまで
危険な場面は作られなかった。
DF
5 鮫島 彩 3点
【INAC神戸レオネッサ】
・描いているイメージと相手や味方のレベルがあっていなかった。
ミスが多く、質の低いクロスや仕掛けが目立った。
20 川村優理 5点
【ベガルタ仙台レディース】
・安定しているようで安定してなかった。
質の高い、パススピードの速いパスでビルドアップしているのに
簡単なパスミス・判断ミスもしてしまった。
守備は高い位置から人を潰せていたのでカウンターを事前に防げた。
23 北原佳奈 4点
【アルビレックス新潟レディース】
・後半00分に上尾野辺めぐみと代わり交代。
守備は悪くなかったが、ビルドアップで縦パスの質が低く、攻撃の起点には
なれなかった。
19 有吉 佐織 6点
【日テレ・ベレーザ】
・決定機も自らの突破で作り出し、右サイドで躍動した。
守備では少し軽いプレーで突破を許す場面も。
MF
10 澤穂希 6点
【INAC神戸レオネッサ】
・多くの危険な場所に顔を出し、触れ1点という形をみせた。
相手のプレスのレベルが落ちたことも大きいが、1,2戦目とは違い
前を向けるときは向く、優先順位を守ったボールの動かし方など
質の高い判断が出来ていた。
14 田中明日奈 5点
【INAC神戸レオネッサ】
・シュートまで何本かいけたし、ボールにもボランチとして多くかかわれていた。
ただボールの動かし方が横ばかりで縦に付けれず攻撃が遅くなる要因と
なった。CBからのFWへの縦パスは女子では難しいのでボランチから
FWの足もとに良いボールを付けたい。
8 宮間 あや 6点
【岡山湯郷Belle】
・質の高いクロスで決勝点を生みだした。
後半特に長いボールをFWめがけて入れることが多く、なぜ上手くいかない
のに続けたかが分からない。近くまで動かしてからいれるでもいいし、
出来る崩し方に変えるべきだった。
11 大野 忍 4点
【INAC神戸レオネッサ】
・後半29分に永里亜紗乃と交代。
はたからみてもカードをもらいそうな流れでもらってしまったことは、
ベテランとして問題。
良いポジション取りで幾度もサイドを崩したが、ボールを持つ時間が長く
バイタルエリアで崩せない要因に。
FW
15 菅澤優衣香 5点
【ジェフユナイテッド市原・千葉レディース】
・後半34分に岩淵真奈と交代。
1アシスト。
シンプルにFWとしての役割を果たし、先制点をアシストした。
前半こそボールが収まる場面もあったが縦パスもスペースへのパスも
収まらず攻撃の形が作れない要因に。
17 大儀見 優季 7点
【VfLヴォルフスブルグ(ドイツ)】
・1ゴール
ゴールと言う結果でFWとしての役割をしっかり果たした。
おりてきてボールを受ける事が出来ていてこの試合は良いという解説者が
いたが、おりてくる場所が低すぎて逆に停滞・攻撃の遅延を生んでいた。
本当に受けて欲しいのは高い位置でDFを背負って受ける場所。
途中出場
12 上尾野辺めぐみ 6点
【アルビレックス新潟レディース】
・後半00分から北原佳奈と代わり出場。
この試合で一番の被決定機を身体を張って防いだ。
積極的に高い位置に顔を出すプレーでチームに躍動感を与えた。
22 永里亜紗乃 3点
【1.FFCトゥルビーネ・ポツダム(ドイツ)】
・後半29分から大野忍と代わり出場。
特に何も出来ずに終わった印象。もっと積極的にボールを受けて自ら勝負したい。
16 岩淵真奈 6点
【FCバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)】
・後半34分から菅澤優衣香と代わり出場。
怪我からの復帰戦でしっかり自分のドリブルという色を出し、楽しんでプレーした。
後半から交代で入ってもチームのリズムを変え、ゴールの匂いがする
選手であることを証明した。今後の試合に期待。
出場せず
GK
18 海掘あゆみ
【INAC神戸レオネッサ】
21 山根 恵里奈
【ジェフユナイテッド市原・千葉レディース】
DF
3 岩清水 梓
【日テレ・ベレーザ】
4 熊谷紗希
【オリンピック・リヨン(フランス)】
2 近賀ゆかり
【INAC神戸レオネッサ】
13 宇津木瑠美
【モンペリエHSC(フランス)】
MF
7 安藤梢 (骨折の為離脱)
【1.FFCフランクフルト(ドイツ)】
9 川澄 奈穂美
【INAC神戸レオネッサ】
6 阪口 夢穂
【日テレ・ベレーザ】
FW
決勝トーナメント1回戦 2015年6月24日W杯カナダ大会 オランダ代表戦のテレビ放送予定・動画・詳細はこちら!
大野のプレイはゴールの匂いを全く感じなかった。 明らかなオフサイド等不用意な凡プレイが多すぎる。 田中明日菜も澤のプレイの足を引帳っていた。 永里など何故出したんだろう。 宮間も完全に
マークされ正確なクロスを上げられなかった。 フリーキック、コーナーキックもいつもの精度を欠いて
いた。 何故、川澄を起用しなかったのか? 川澄の絶妙なクロスはカメルーン戦でも充分発揮された。 宮間へのきついマークが予想される中、川澄の精度の高いクロス、シュート等は勝敗を左右する筈である。
批評ありがとうございます。
川澄奈穂美選手を出場させなかったのはおそらくコンディションの
問題じゃないでしょうか。エクアドル戦をそこまで重要視しないなかで、
川澄選手のコンディションを上げるには試合で動かして上げるよりも
休ませることだというトレーナー陣の判断なのではないでしょうか。
それが正しかったのかは今後の川澄選手のパフォーマンス次第ですが。