なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)のW杯カナダ大会決勝トーナメント1回戦
オランダ女子代表戦の辛口採点です。なでしこジャパンの選手・監督の
プレー・パフォーマンスを辛口で採点します。
2015年6月24日(水)11時00分キックオフ【日本時間】
2015FIFA女子ワールドカップ 決勝トーナメント1回戦
オランダ女子代表
採点させていただきます。
点数はパフォーマンスの善し悪しよりも勝敗にどれだけ関与したかを優先して判断しています。
内容は課題点・問題点中心に辛口で分析し、解説・採点します。
なでしこジャパン オランダ戦 辛口採点
是非皆さんの採点・批評もコメントに下さい!
佐々木則夫 監督 7点
・スタメン・試合の入り方・交代・セットプレー・フォーメンーション変更と
すべての采配が効果的に働いていた。
ただ、最後の逃げ切りにロスタイムでFWを変えて時間を消費出来たのでは。
守備に関しては相手にいいように攻め込まれる時間帯も幾度かあったが、
攻撃では相手の嫌なバイタルエリアスペースを幾度とつき、シュートまで幾度もいけた。
プレス掛け方も状況に合わせて連動して効果的だった。
スターティングメンバー
GK
18 海掘あゆみ 3点
【INAC神戸レオネッサ】
・決定的なミスで失点し、W杯敗退の危機を作った。
2点差があるとは言え、あのボールの質で相手選手との距離もそこまで
離れていない中でトラップしようという判断は間違い。
ミスは誰でもあるがGKにはそれが許されない。GKコーチも含めた大きなミス。
ただ、鮫島のクリアミスにしっかり反応した場面などしっかりプレーしてきたことで
ミスが起こっても勝ち切れたということも忘れてはいけない。
DF
5 鮫島 彩 5点
【INAC神戸レオネッサ】
・クリアをほとんどパスとして繋げていた。
前半は積極的にサイドで高い位置に顔を出し、クロスやシュートまでいけた。
決定機もあっただけに決め切れていればもっと楽な試合に。
守備でもスピードのある選手に対して経験豊富な選手らしく相手の
動きを読んで先手を取って守備で勝っていた。
4 熊谷紗希 6点
【オリンピック・リヨン(フランス)】
・立ち上がりこそ相手の3トップの落ちて受ける選手を捕まえられず、
深い位置で攻め込まれたが、25分ほどで改善された。
オフサイドトラップを仕掛けたがミスし、裏を取られたが相手のミスに助けられた。
基本的にはスピードが速く・フィジカルの強い相手にしっかり枚数が優位な
状態を常に維持し、相手がやりたいカウンターを成功させなかった。
3 岩清水 梓 6点
【日テレ・ベレーザ】
・DFラインの上げ下げやマークの受け渡し、プレスのかけるタイミングなど
かなりDF陣のコントロールが上手くいっていた。
ビルドアップもしっかりボールを運びほぼCB2枚のミスはなかった。
ただ後半の締めの時間帯に高い位置からプレスにいき軽くかわされて
しまいシュートまでいかれたミスの場面は残念なプレーだった。
19 有吉 佐織 7点
【日テレ・ベレーザ】
・1ゴール
サイドバックながらも高い位置を取り、質の高い思い切ったシュートで
貴重な先制点を生みだした。W杯ではこういう新しい選手の活躍がなければ
勝ち上がれない。
攻撃面では質が高かったが、守備では競り負ける場面や縦を切って中に
いかせる場面で相手との距離を空け過ぎていたためシュートまで何本も
いかれていた。質の高い相手では失点に繋がる場面だった。
MF
13 宇津木瑠美 6点
【モンペリエHSC(フランス)】
・ビルドアップの起点になっていたし、詰まった場合はサイドに流れるなどの
工夫も良かった。
守備でもしっかりボランチ2枚でバランスを取れていたし、後半の最後は
アンカーの位置でしっかり危険の芽をつめていた。
攻撃でもPA内まで顔を出せていた。
6 阪口 夢穂 7点
【日テレ・ベレーザ】
・1ゴール
人数をかけて作り出した決定的なチャンスを活かし大きな追加点を決めた。
宇津木としっかりバランスを取りながらも1枚は高い位置で攻撃にかかわれて
いたからこそ生まれたゴール。
守備でもバランスよくボランチがポジションを取れていたことが
オランダが低い位置でしかボールを動かせなかった一因。
8 宮間 あや 5点
【岡山湯郷Belle】
・得点の起点となったクロスを上げ、勝利に貢献した。
パスミスが多く宮間のミスからシュートまでいかれるショートカウンターを
受ける場面すらあった。
9 川澄 奈穂美 5点
【INAC神戸レオネッサ】
・後半34分に10澤穂希と交代。
前半は積極的に自ら仕掛けシュートまで何本かいけた。
後半は相手にポゼッションされる時間も長く、上手くボールに絡めなかった。
そんな中でもしっかり守備に戻り貢献していた。
FW
11 大野 忍 7点
【INAC神戸レオネッサ】
・後半20分に16岩淵真奈と交代。
特に前半は相手のバイタルエリアでボールを受けてしっかりくさびになることで
多くのチャンスを生み出していた。あのポジションでFWが背負って受けれることが重要。
守備でも運動量豊富にプレスをかけてマイボールにしていた。
ここ数年で一番の出来では。
17 大儀見 優季 5点
【VfLヴォルフスブルグ(ドイツ)】
・ミドルシュートが枠外に行き過ぎ。
ただ枠外に打ちまくったことで2点目の場面で容易にPA内で打たずに
キープ出来たとも言える。
後半はくさびに入りボールをキープすることもしっかり出来ていた。
1点目もクロスからシュートをポストに当て、2点目もキープして時間を作り
2ゴールの起点にはなったが、無得点。FWの得点が欲しい。
途中出場
16 岩渕真奈 6.5点
【FCバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)】
・後半20分から11大野忍と代わり出場。
後半から入って岩淵のドリブルとキープがすごく効いていた。
一人でキープ・仕掛けられる貴重な選手だが、試合展開によっては
ゴールが狙えるポジションで受けて仕掛けて欲しい。
10 澤穂希 6.5点
【INAC神戸レオネッサ】
・後半34分から9川澄奈穂美と代わり出場。
経験からくる予測で素早いプレスをかけ相手の攻撃のリズムを崩した。
攻撃でも確実にボールをさばき、落ち着きを与えた。
出場せず
GK
1 福元美穂
【岡山湯郷Bell】
21 山根 恵里奈
【ジェフユナイテッド市原・千葉レディース】
DF
2 近賀ゆかり
【INAC神戸レオネッサ】
23 北原佳奈
【アルビレックス新潟レディース】
20 川村優理
【ベガルタ仙台レディース】
12 上尾野辺めぐみ
【アルビレックス新潟レディース】
MF
7 安藤梢 (骨折の為離脱)
【1.FFCフランクフルト(ドイツ)】
14 田中明日奈
【INAC神戸レオネッサ】
22 永里亜紗乃
【1.FFCトゥルビーネ・ポツダム(ドイツ)】
FW
15 菅澤優衣香
【ジェフユナイテッド市原・千葉レディース】
準々決勝 2015年6月28日W杯カナダ大会 オーストラリア代表戦のテレビ放送予定・動画・詳細はこちら!
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