出場した各日本代表選手・監督のメキシコ戦でのパフォーマンスはどうだったのでしょうか?
辛口で採点します!
グループリーグ第3戦メキシコ戦も1-2惜敗で3連敗。
イタリア戦から3人メンバーを入れ替えて臨んだメキシコ戦。
チャンスを得た3人のパフォーマンスはどうだったでしょうか?
まず、採点させていただきます。点数は10点が最高で考えます。
日本代表 コンフェデ杯 メキシコ戦 辛口採点
ザッケローニ 監督 4
累積警告で出場できない長谷部選手を含め3人イタリア戦から
スタメンを変え、変わって入ったのは
酒井宏樹、栗原勇蔵、細貝萌、の3選手。
妥当な選考。
ただ、他国を観ても、GKを経験を積ませる場にするべきだった。
東アジア選手権などで使うつもりだろうが、
翌年ワールドカップ2014ブラジル大会に川島選手が
怪我や累積で出られなくなった場合は多いに
あり得ることなので、コンフェデ杯でブラジルの場で
GK西川に経験を積ませるべきだった。
交代については、3枚変えたがここ数試合と比べ、
早めの交代が出来ていたが、
吉田を入れて3-4-3で攻撃的な形でいこうとしていたのに
その後すぐに長友が怪我して交代せざるを得なくなった場面で
交代の準備をさせていた中村憲剛をそのまま長友と交代で
入れて、4-2-3-1に戻したのは微妙な判断。
4-2-3-1に戻して中村も新しいリズムを生みだし
1得点返すことに繋がったのは間違いない。
しかし吉田を入れず、単純に中村憲剛を入れるべき
だったのではないかと、吉田の低パフォーマンスを観ると思う。
3戦全敗は翌年のワールドカップ本番への大きなフラグだと信じたい。
現段階で3連敗は妥当なチーム力。
ザッケローニ監督の解任は理由がない。
川島永嗣 選手 3
この試合も2失点。失点が多いことはGKの責任と
取られるのがGKという仕事。
しかし、この試合の2失点もGKにはノーチャンスに
近い失点だった。
ドス・サントスのPA内からのシュートにもよく反応し、
近距離からのヘディングに対してもよく対応していた。
なによりPKストップからのキッカーへのプレッシャーに
いくまでの速さがよかった。
あそこで少しでも詰めるキッカーに対してプレスが
遅くなれば詰められていた。
長友佑都 選手 5
素晴らしいタイミングでのオーバーラップが目立った。
こえまでの2戦より深い位置までボールを運び
クロスを上げれていた。
前半のボールを運び本田へのクロスもドンピシャだった。
守備の面でもドス・サントスをほぼ完璧に抑えていた。
ただ対応するだけでなく、ボールを奪い切り
繋げて自分もサポートに入り切り替えの速さが素晴らしい。
痛めていた左ひざの状態が心配。
今野泰幸 選手 5
高さの面でも問題なく、安定した守備を披露。
ビルドアップでも横に動かすだけでなく
CBから縦パスを入れられるのは重要な役割。
メキシコの1得点目のような大きな展開も欲しい。
栗原勇蔵 選手 5
コンフェデ杯初先発ながらも安定したプレー。
高さの面でも守備でも攻撃でも大きなアクセントに。
1失点目の栗原の裏のスペースを付かれたのは
酒井宏のカバーのため仕方ないが・・・
酒井宏樹 選手 3
1失点目のクロスを上げられたのは致し方ないか。
フィジカルの面では内田より安定感があり、
セットプレーでの競り合いの安定感は今のセットプレー
に問題がある日本代表には大事なストロングポイント。
本田へアーリークロスで合わせる場面もみられたが、
攻撃の面でもっとアピールして欲しかった。
MF
細貝萌 選手 5
イラク戦とは違って安定したパフォーマンス。
守備の面でPA内まで戻って危険な場所を潰していた。
守備力の高さを細貝が発揮することで、遠藤が高い
位置でプレーすることが出来たので、多くのチャンスが生まれた。
ボールの動かし方も含め攻撃お面で積極的なプレーも観たい。
遠藤保仁 選手 6
岡崎への決めて下さいという丁寧なアシストはさすが。
あの時間帯にPA内にタイミングよく侵入できる戦術眼は
さすが遠藤といったところか。
流れの中のミドルシュートの精度が物足りない。
中盤の底でボールを動かしつつ、最前線にも顔を出す。
遠藤のポジションを脅かす選手はまだまだ先か?
1失点目は観えていただけに迷わずエルナンデスにマークに
いけたら完璧だった。
香川真司 選手 3
前半の立ち上がりのチャンスを活かせなかったことが
この1-2という結果に結びついたのでは。
日本代表の10番として決めるべきときに決める力が欲しい。
上手く本田・長友らと関わりながらチャンスを作れていたが、
ゴールやアシストなど決定的な仕事が代表ではなかなか観られない。
得点の場面でのボールの動かし方と遠藤への完璧なパスはさすが。
ああいう仕事を立ち上がりから観たい。
本田圭佑 選手 4
シュートまで行ける場面もあっただけに
結果が出せなかったことが一番問題。
厳しいプレスを受けながらもよくボールをキープしていたが、
もう少しボールを失わないでキープして欲しい。
南アフリカの際の方が失わない確立は高かったのでは?
前線から守備の面でもよくプレスをかけて貢献。
岡崎慎司 選手 7
得点に繋がらなくても危険な場所に飛び込む嗅覚はさすが。
得点の際も良いタイミングで一番得点出来る確立が高い
場所に入れていたことが素晴らしい。
前半から積極的に自ら仕掛ける場面もあり、
中盤でもボールを失わずキープもでき、
守備でもPA近くまで戻り、ボール奪取までいけていて、
全体的なレベルの向上が試合で発揮されていた。
あとは、どれだけチャンスをものにできるのか。
FW
前田遼一 選手 4
FWとしてゴールという結果が欲しかった。
良い形でシュートまでもっていけているので、
精度の部分で結果を出せるかどうか。
守備の面では抜群の貢献。
交代
内田篤人 選手 2
後半14分から酒井宏樹と交代で投入。
4バックの右、3-4-3の右ハーフでプレーも、
攻撃的にプレーするも結果を出せず。
ロスタイムのPK献上は仕方ないが、
ポジション柄吉田のカバーは今後数年にわたって
内田に求められるだろう。
吉田麻也 選手 2
3バックにする為に途中交代もビルドアップも守備もボロボロ。
競った後のリカバーも遅いし、気持ちのこもったプレーが
観られなかったのが残念。
内田のPKも吉田がクリア出来ていれば起こらなかった。
中村憲剛 選手 5
後半32分からの出場で、約18分のプレーだったが、
違いを生み出すことが出来ていたのでもっと早い時間に
投入して、後半立ち上がりからのメキシコの時間帯を
打開させて欲しかった。
パス&ムーブでスペースを作り出す動きは日本代表に足りなかった
運動量を魅せてくれた。
コンフェデ杯 メキシコ戦【試合結果・速報】 1-2惜敗 はこちら
【メキシコ代表戦・解説】コンフェデ杯 なぜ負けたのか?こちら
コメントを書く