ACL2015 東地区プレーオフ2
柏レイソル vs チョンブリFC(タイ)
動画と試合内容解説です。
2015年2月17日(火) 19:00キックオフ
日立柏サッカー場
テレビ放送
- 日テレG+ 2月17日 18:45~21:15 生中継(予定)
- 日テレプラス 2月17日 18:45~21:15 生中継(予定)
ちなみにチョンブリFCはタイ語では『สโมสรฟุตบอลชลบุรี,』みたいです。
チョンブリFCはタイ・プレミアリーグ所属で2014年のリーグ戦を2位で終え、プレーオフのチャンスを掴みました。
ACLの本戦には2008年に一度だけ出場しています。
ガンバ大阪のホームで引き分けるもグループ4位で敗退しています。
チョンブリFCについてはこちらで詳しく解説しています。
この試合の勝者がACL2015の本戦に出場します。
勝利チームはグループEに入り、全北現代モータース(韓国Kリーグ2014優勝)・ビン・ズオン(ベトナムVリーグ2014優勝)・山東魯能(中国FAカップ2014優勝)と戦います。
柏レイソル vs チョンブリFC
トータルスコア 3 - 2
前半 1 - 1
後半 1 - 1
延長前半 0 - 0
延長後半 1 - 0
【得点】
前半08分 武富孝介(柏レイソル)
前半10分 レアンドロ・A(チョンブリFC)
後半13分 レアンドロ(柏レイソル)
後半20分 クロエクリット(チョンブリFC)
延長後半11分 レアンドロ(柏レイソル)
【ハイライト動画】
試合内容の感想と解説
熱い見ごたえのある素晴らしい試合でした。
プレーの質は欧州チャンピオンズリーグなどに劣りますが、
こういう日本を代表してアジアのクラブと真剣勝負をする試合の方が
サッカーを観たことがない人やそこまで好きじゃない方たちの心を動かせる
のではないかと思います。
それだけにテレビ放送などで多くの方が観れる形で無いのが残念です。
とりあえずスタッツを観てみましょう。
ポゼッション 柏 63% チョンブリ 37%
シュート本数 柏 53本 チョンブリ 7本
枠内シュート 柏 26本 チョンブリ 5本
CK 柏 12本 チョンブリ 2本
ファウル 柏 20 チョンブリ 16本
オフサイド 柏 0 チョンブリ 5
ものすごく単純に見れば柏は枠内シュート26本打って3点。
チョンブリFCは5本しか打っていないのに2得点。
ブラジル人・タイ人選手の勝負強さが出ましたね。
試合を通して決定機と言える機会をどれだけ外したでしょうか。
チョンブリFCの槙野似のGK・・・というか槙野みたいな髪型のGKコーシンは
長年タイ代表のゴールマウスを守り続けてきた選手で、
近年は元日本代表GKコーチの加藤コーチの指導を受けてきた選手ですので
MOM級の活躍は納得のいくものでしたが、それでもPA内のシュートを
枠外に飛ばし過ぎです。
26本が枠内・27本が枠外は試合展開を観ても異常です。
枠外のシュートもロングやミドルが多かった訳じゃありませんからね。
試合展開について
試合展開としては柏の狙い通りに攻撃は進んでいました。
スカウティング通りサイドへの揺さぶりでマークがあいてしまうのでそこを付く。
⇓
マークが付けてきても2枚目・3枚目のマークを外してしまう。
⇓
バイタルエリアのDFと中盤の間につけると裏が空く。
⇓
バイタルでフリーになる。
といったように相手が対応してきた上手上手を取って攻め込んだので
これだけシュートまでいけたのでしょう。
相手のドン引きDFを上げる為に後ろでボールを保持したりと、
ベーシックな戦略ですが初の公式戦でここまでチームとして共通の意図を
もって攻めれたことは大きく評価出来るのではないでしょうか。
コメントを書く